金運アップ!? 黄色い花のサクラ「鬱金桜(うこんざくら)」

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桜色というコトバがあるように、桜は桃色の花をつけるものばかりだと思っていたところ、黄色い桜を見つけました。

その名も「鬱金桜(うこんざくら)」。

ウコンとは、お酒を飲む人たちが二日酔い防止に飲むアレ。
ウコンの根は染料になり、それが「鬱金色」とよばれ、この桜もその「ウコン」に由来しているのです。
鬱金桜は桜の品種の中で唯一、黄色い花をつけるのだそう。

この桜を見つけたのは世田谷区下馬にある世田谷観音。
境内でソメイヨシノなどとともに、堂々の開花っぷり。
「金になる木の金桜 拝むとお金に憂鬱にならない」と書かれてあり、何やらよいことがありそうな桜ですこと。

ところで、うこん色(黄色)は古来から帝だけに許された色。

中国・清朝最後の皇帝である溥儀も、自著『わが半生』で、黄色は皇帝の色だと書いています。
映画『ラストエンペラー』でも溥儀が黄色のロンパオを着ている姿が印象的でした。
なぜ帝は黄色なのか。
これは黄色が五行の中央の色であることから。

また、中国最初の皇帝の名は「黄帝」だったし、中国の大河は「黄河」だし、「黄」色は中国の文化とは切っても切れない縁があるのでしょーか。

話を鬱金桜に戻しますが、黄色の花をつけたこの桜も見るとちょっと得した気分になります。
黄色というのがポイントで、色彩心理で分析すると、黄色は五感のなかで聴覚と一番関係が深いカラー。

image鬱金桜2_R

ほら、よく「黄色い声援」と言いますよね。
あの活発で、楽しく、躍動感のあるよく通る声のイメージはまさに「黄色」。
言い得ています。
また、よく「西に黄色」といわれる風水ですが、この黄色は富や金運に縁あるものとして見なされています。

金運にご縁があるといわれる鬱金桜、ぜひ、機会があれば見てみてください。

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