高齢社会はオフィスビルにもお家にも緑化が必須である
上の写真は東京丸の内ホテルのロビー階から見えた風景。
オフィスビル緑化というのでしょうか、屋上と壁面には緑がいっぱい!
今夏もゴーヤなどで「緑のカーテン」を施すお宅は珍しくないけれど、緑化は壁面や屋上にも施されています。
昔はビルに屋上緑化を推進すると建物の傷みが早くなるといわれたものでしたが、実際には建築寿命を伸ばします。
直接的な紫外線を避けるので、建物の劣化を防ぐし、昼夜の温度差が生む熱膨張収縮による亀裂を防ぐ。
また、酸性雨の侵入を食い止めたり、鉄筋の腐食を防止する効果も。
一軒家の場合、屋根を緑化すると外気温37度のとき、2階27度、1階25度と、10度以上もクールダウンする効果があります。
これは、屋根の緑化による断熱に加え、水の気化熱が建物を冷やすから。
屋上緑化の断熱効果は光熱費にも反映されます。
約30坪マンションで夏冬あわせて約10万円も冷暖房費が浮き、オフィスビルでも屋上緑化だけで2~3割の冷暖房費が節約できるといいます。
さて、緑のカーテンを作るのはツル性の植物が適しているといわています。
ゴーヤ、きゅうり、ヘチマなどなど。
あと、高齢者にも育てやすいといわれているパッションフルーツなども実は緑のカーテンに適しています。
大きく肉厚の葉っぱは密集度も高く、葉からの気化により、多くの熱い、頼もしいカーテンに。
さらに葉も枯れにくく、虫もほとんど付かないので手入れがラク。
そして楽しみなのは果実の収穫。
緑のカーテンも出来る上、フルーツも食べられるので、ぜひパッションフルーツのカーテン、おすすめですよ。
参考文献
THE GREEN TECHNOLOGY―「緑の技術」(GT)が会社と地球を救う
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