室内ゲーム『フルーツバスケット』で脳トレする

ライフスタイル

高齢者施設では、レクリエーションを取り入れているところもあると思います。
「久しぶりにやって楽しかった~」と、あるお年寄りが話してくれたのは「フルーツバスケット」。
定番の室内ゲームですね。

皆さんも、このフルーツバスケットでエキサイトした経験がおありでしょう(^o^)

えー、知らない!という方のために、遊び方を。

1.まず参加者全員に果物の名前を数種類つけます。
たとえば、バナナとかミカンとかイチゴとか。
最近は南国フルーツもたくさん出回っているので、マンゴーやドラゴンフルーツなんかもアリですね(^o^)

2.そして皆で輪になってイスに座り、「鬼」がフルーツの名前を1つ、叫びます。
たとえば「マンゴー」だったら、マンゴーの人だけが立って場所を移動。
「フルーツバスケット」と叫んだ場合は、全員が移動します。

3.イスに座れなかった人が次の鬼になります。

このフルーツバスケットは、アタマの運動にも瞬発力を養う運動にもなるといわれています。

年齢を重ねていくと、短期記憶力は低下しますが、長期記憶力は保っていることが多い。
よって、昔、経験したことをゲームに取り入れると、ほとんどの方が「懐かしい!」と楽しまれるよう。

室内ゲームで身体を動かすことは全身に血液が行き渡りやすくなり、脳にも血液が流れることで脳の活性化に。

フルーツバスケットをはじめとする室内ゲームをすることで、参加者同士のコミュニケーションが活発になると、記憶をさかのぼったり、想像力を使うことにもなるので、認知症になりにくいとも。

ところで、最近はオトナ向けの塗り絵が流行っていますね。
先日、書店に立ち寄ると「曼荼羅」塗り絵がドーンと平積みされているのを発見。
「塗り絵は楽しみながら手軽にできるメディテーション」というコピーに惹かれてしまいました(*^^*)
続けていくと、精神が安定しそうで。

塗り絵もまた、高齢者向けの遊びともいわれ、室内ゲーム同様、脳の活性化に良いとされています。

塗り絵は、実際に塗る色の選択と全体の色のハーモニーを考えなから、手先を使って行う作業。
それを繰り返すことが脳のはたらきに結びつくといいます。

漢字や計算のドリルなども使う「学習療法」も相変わらず人気のようだし、知的好奇心をともないながら行う「脳トレ」モノはこれからも続々登場していく予感がします。

室内ゲームが「動」としたら、塗り絵やドリルは「静」。
これから高齢者のためのさまざまな脳トレ市場が活性化しそうな予感です。