高齢化にともない気をつけるべき「新型栄養失調」

食べもの

先日の下半身の筋肉を鍛える「立つ」だけトレーニングの続き。記事はこちら

高齢化にともない、筋肉をつけていくことが大切なのですが、トレーニングの他、大切なのは食事。

高齢者が意識して摂取する栄養素はタンパク質と言われています。
年齢を重ねると体からタンパク質が減っていく…。
「年寄りは粗食でよい」という方もいらっしゃいますが、このタンパク質は筋肉や血管、免疫細胞、臓器などを作るものなの、加齢が進むほど重要になってくる栄養素です。

高齢の方が、タンパク質を効率よく摂取するには必須アミノ酸のバランスが整っている動物性のタンパク質を含む食べ物がベスト。
動物性タンパク質脂分を意識して食べることも「新型栄養失調」によって体が衰える予防と対策になります。

新型栄養失調かどうかは「血清アルブミン」の数値でわかります。
(病院の血液検査で測れます。アルブミンの基準値は通常3.8mg/dl以上)

血清アルブミンは、血液を流れるタンパク質の約6割を占めると言われています。
体の再生や修復に必要とされるアルブミンが低いと不調の要因となります。

50歳以上なら意識して、動物性タンパク質を含む食事をとることが大切。
脂身を含む肉類70g、魚介類70gを3食に取り入れること推奨されています。

新型栄養失調は、アルブミンが基準値以上ないと疑われるそうです。

若い世代はメタボ対策で、意識的にお肉を控える人もいるかもしれません。
が、年齢を重ねるとむしろ積極的に摂取した方がよいものもあるってことですね。

ステーキ専門店に年配の方々がたくさんいらっしゃると、なんだか嬉しくなります。

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