永遠のロックミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ショー』
本当はハロウィーンの頃に紹介したかったんですけど…映画『ロッキー・ホラー・ショー 』(原題The Rocky Horror Picture Show) について。
この作品は1975年のイギリス映画。
40年前の映画ですが、今見ても、まったく色褪せていない!
おそらく、
ロック(グラムロック)
ミュージカル
ホラー
セクシャル
倒錯
奇想天外
SF
古いお城(洋館)
ランジェリー
スペイシー
こんなワードが趣味にある人は、この作品を気にいるはず。
物語ですが、
婚約したばかりのカップルがその報告をするため、2人は高校の恩師のもとへ車を走らせます。
しかし、激しい雷雨に合い、車はパンク。
仕方なくふたりはフランケンシュタインのお城へ危険を覚悟しつつ、電話を借りるために入るのです。
まず、そこでふたりが遭遇するのは、いかにも不気味~な召使い。
城内に足を踏み入れるとトランシルヴァニア人たちが集ったパーティーの最中で、歌って踊っての大騒ぎ!
さらには、この城の主である、濃いメイクに女物の官能的な下着を身につけたフランク・フルターが登場し。。。
ストーリーはあってないような感じ。
SFとホラーを混ぜ合わせた感じのミュージカルを見終わった後、心の中で錦鯉と孔雀が同時に遊びはじめるような「ありえない!」感でいっぱい。
そして、心のザワツキがおさまらず「なんかちょっとヘンな気分~」になる人もいるかも。
この作品に惹かれる1つには、まずファッションがおしゃれなこと。
女性がタキシードにショートパンツ、そして下着を合わせたり、グリッターとサイケデリックなエッセンスがふりかけられ、サク裂!
1975年の作品なのに今でもしゅうぶん通用するセンスがあれやこれやと満載なのです。
ハプニングだらけのお城も、その内装のディテール-インテリアや小物など、いかがわしくて、グラマラスな色づかい―が凝っていて、ついついDVDの再生を止めて見入ってしまうほど。
そしてなんといっても、ロックミュージカルだけあって、音楽がバツグンにカッコいい。
この作品に不気味な召使い役で出演している、リチャード・オブライエンが作詞・作曲(なんと彼は脚本も担当!)したナンバーは、ノリノリ、しっとりありと、キラ星目白押しの名曲ばかり。
この映画が制作しれた70年代、私はまだ日本も海外の音楽の流行や状況など知る由もなかったのですが、すでにロックという音楽が完成されていたことに衝撃をうけてしまいました。
日々の生活にスパイスが効いたナニカを求めている方は、滋養強壮・刺激剤としてはいかがでしょ。