ストレスは自分の強みを認識させてくれるセンサーだった!

本の紹介

ストレスはよくないもの、避けるものだという見方をされています。
しかし、そういったとらえ方は、これから過去のものとなりそうです。

そんな可能性をおしえてくれるのが、今をときめくアメリカの健康心理学者、ケリー・マクゴニガルのの最新刊『スタンフォードのストレスを力に変える教科書

この本を読むと、ストレスはむしろ「自分が何をしたいのか」「何を守りたいのか」をおしえてくれるセンサーであることがわかります。

つまり、ストレスを感じている状態はあなたの価値観をはっきり認識でき、今まで以上に強くなれるチャンス。情熱のバロメーターともなる。

ストレスを感じると「キツ~」と感じる面もあるのですが、それだけでなく自分を成長させる側面もあるのですね~。

■ストレスは価値観をおしえてくれる

私にとって、ストレスとは自分にとってイヤなこと、キライなこと、苦手なこと。

これまで、私はストレスを感じたら、それを与えるものから逃げよう、避けようとしていました。
「耐える」よりは「逃げ」の方針。その方が心がラクだと。

しかし、ストレスを受けるということは自分の価値観を強みに変えてくれるものだと思ったら、ストレスと付き合うのも悪いものではないと思いはじめています(まだ、言いきれないけど。。。)

■ストレスを「力に変える」には

備忘録的に、これからストレスと付き合うためにやることを書いてみたいと思います。

1、ストレスを感じていることを認識し、心身の反応を言葉にしてみる
例 心臓がドキドキして、張り裂けそう!
汗がジワーッとわいてきた

2、そのストレス(恐怖、不安)の正体とは何か?を見つめてみる
例 自分のやりたいことなのに、自信がないから長い間、避けていた。けれど、もう心が悲鳴を上げているのを感じる。

3、ストレスの力を利用して何ができるだろう?
自分のやりたいことを、かなり小さなことから始めてみる。
例 小説を書きたいならば、登場人物の名前を考えてみる

こんなふうにストレスと付き合い始めたら、不安になっても「不安そのもの」が怖くなくなるというメリットも。

不安はなくなるものではないけれど、不安を感じながらでもその人にとって、最大のパフォーマンスができるということ。

男女のかけひきと同じように、ストレスを避ければ避けるほど、ストレスは追いかけてきます。
ストレスについての研究結果が意味するように、もはや今は、ストレスと手を手を取り合っていきていく時代なんですね。(広い意味でいえば「シェア」?)

2016年を迎える前、ストレスは「ヒトの成長を促してくれるもの」という新しい考え方を取り入れて、この目には見えない「成長センサー」と上手に付き合う第一歩を歩き始めてみるのもいいかも~。

ストレスってわざわざ悪役をやってる天使みたい、、、なんて思えたらシメたものですw

出典
スタンフォードのストレスを力に変える教科書