なぜあの人は私の目の前であくびをするの?
今朝、見上げるほどの大木がそびえる、緑あふれる公園を散歩していると、不意にあくびが。
しかも、その後、あくび、あくびの連続(´;ω;`)
豊かな緑を心身がたくさん浴びたことで、リラックスが促されたのでしょうか。
時と場所によっては「たるんでいる!」「マナー違反!」と注意されるあくび。
実はあくびをするのは「脳が疲れている」サインを体が発信していること。
あくびをすること=酸素を取り入れること。
ガマンすると、脳は酸素不足で疲労を感じてしまいます。
つまり、脳のコンディションを回復させる効果があるのですね。
■あの人が目の前であくびをするワケ
恋人や好きな人と2人でいる時、目の前であくびをされたら…。
私と一緒にいて楽しくないんかい?
デリカシーに欠ける人!
などと、ムカついてしまうことも。(ええ、私は何度も!)
どうして彼は私が目の前にいるというのに、平気であくびをしてしまうのだろう?
しかし、頻繁にそういう行為をされるものの、これはデリカシーに欠ける云々の他に、カラダのメカニズムのようなのがあるんじゃないかと気になり、しらべてみました。
実は、緊張感のある、大切なシーンであくびをするのは「寝てはいけない」という意識から。
「たるんでいるっ!」という緊張感が不足しているのではなく、相手を意識しているため「覚醒しよう」「眠気をさまそう」と脳が働いている時。
意外~\(◎o◎)/!
目の前の彼はたるんでいるどころか、実は目の前にいる私を意識していた・・・。
というわけです。
このメカニズムを知っておくと、目の前であくびをされても「私のことをもっと理解したい、カワイイ奴」と流せるかも。知らなければ、、、悩みの濁流にのまれてしまいます(´・ω:;.:…
しかし、頻繁にされると「ええ加減にしなさい」となりますけどね。
■あくびがうつるのは共感能力
昔から「あくびは人にうつる」といいます。
見たことありません?誰かがあくびをすると、自分もしちゃった・・・ってこと。
私が小学生の頃、教室の中で誰かがあくびをすると、必ず続けて他の誰かもあくびをすることを「あくびうつり」と称し、みな、不思議な出来事の1つに思っていました。
このあくびがうつるのは共感能力が関わっています。
人間は共感することを大切にして生きています。
笑うときに一緒に笑ったり、泣くときはともに泣きます。
こういった現象が起きるのは、相手に「共感」するから。
実はあくびも同じ。
面白いことに親しい相手(共感する相手)であればあるほど、うつりやすくなります。
女性はとくに共感能力が高い人が多いので、あくびがうつりやすい傾向にあります。
ということは…自分が苦手だと思っている人があくびをした場合、うつらないってこと。
脳に酸素を供給し、疲労を回復させる、実はカラダにとって必要なあくびですが、場合によっては「気のたるみ」「だらしない」と見られてしまうリスクも。
そんな時は、さあ、おまじない!
人前であくびが出そうになった時は上唇をなめてみてください。どういうわけか高確率でストップしますから^_^