終活フェスタin東京。家族葬やエンディングプランのヒントに
念願叶って日本最大の終活イベント「終活フェスタ in 東京」(2015年9月26、27日開催。終活カウンセラー協会主催)へ。
会場は大田区蒲田にある、大田区産業プラザPio(東京都大田区)。
出店されている企業の業種もさまざま。
お墓、散骨、和装、医療器具、健康シューズ、自分史づくりなど、50社(団体)以上が参加。
会場に入るとすぐ、視覚的に非常に気になったのが、宙に浮かんでいるオレンジ色の物体。
近づいてみると、なんと宇宙散骨をするためのバルーンでした。
ヘリウムガス入りのこちらのバルーンは直径2m~2.5m。このなかにお骨を入れ、宇宙へ旅立たせると、約2時間後には成層圏(高度30~35km)にたどりつくのだそう。
そして、気圧の関係で3~4倍に膨張したバルーンは一瞬にして、宇宙に散骨されるという仕組みです。
バルーン工房さんが提供されている、このユニークな宇宙散骨は多くのメディアにも取り上げられ、今、新しい散骨方法として、注目の的だそう。
スタッフの方も「利用された方から、よく『空に向かって手を合わせたくなる』というお話を聞きますよ」。
手に馴染みのよい紙でつくられたリーフレットを広げると、そこには「白装束」の紹介が。
勝矢和裁さんのSHITAKUと名付けられた、オーダーメイドの白装束は、この世からあの世へ旅立つ時のための衣装。
初めて知りましたが、白装束を生前、準備することは厄除けになるのだとか。
お客様が選んだ生地を1枚1枚、手縫いで仕上げるSHITAKU。
これからエンディング和装として、大きく需要がありそうな予感。
そして、人生初の入棺体験も!(◎_◎;)。
「生前に棺桶に入ると、長生きすると言われているんですよ」というスタッフの方に背中を押され!? ソロリソロリと棺桶へ。
意を決してエイヤッと入り、言われるがまま、仰向けに。
棺桶のなかは閉塞感はあるものの、お布団をかけていただくと、睡眠を欲している時は寝入ってしまうかも…。と思うほど、無理めな寝心地ではなかったです。ホッ。
トロピカルなプリント生地に覆われている、こちらの棺桶はなんと段ボール製。
環境に配慮したこの棺桶を扱われている神奈川こすもすさんは最近、ハワイでの海洋散骨を始められたそう。
などなど、会場はニッチで、ユニークな、そして斬新なアイデアでいっぱい。女優・仁科亜季子さんの講演や笑いヨガ、エンディングノートの書き方講座なども行われ、誰でも直面する死の迎え方、終活について楽しみながら学べ、考える時間を過ごすことができました。
来年もまた参加したいものです。