昭和の子どもの秋冬の遊びだった「ほおずき遊び」

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最近、ほおずきは食用のものが出回り、遊び道具というより「食べるもの」という印象をもつ方もいらっしゃるかも。

昔はほおずきの赤い実を手にして、もむと実がやわらかくなり、それを笛にして遊んだものだと、戦前に生まれた方たちいいます。

子どもたちは、こんな唄をうたいながら、実をせっせとやわらかくしたそう。

根は先に出えろ 種子はあとから出えろ
坊さん。坊さん。 赤い衣きて
観音さまへ連れてやるから
早く回りどうろうになれ。

やわらかくなった実を先が鋭く尖ったもので刺すと、種や汁が出てくる。
すると赤い実の風船の出来上がり。

と書くと、いかにも簡単に出来上がりそうに思えるけれど、実はほおずきの実が破れないように、それはそれは慎重に丁寧に扱わなければならない。

前述の唄は、ほおずきの実をが破裂しないための魔法、いえ、祈りの言葉でもあったのです。

無事に、風船のようになった実を口の中に入れて、ギューギューと音を鳴らした、この遊び。

最近ではこのほおずきの実を鳴らして遊びをする子供っているのかしら?

高齢世代の方にはこのほおずきで遊んだ経験のある方もいらっしゃるはず。
ぜひお話を聞いて、作り方と遊び方をおしえていただきたいものです。
そんなワークショップなどあると楽しいかもしれませんね。

個人的には、立春を過ぎて、八重ツバキのつぼみを口の中で温めて作る「ツバキ人形」など、どんなものか興味あります。

参考文献
昭和自然遊び(中田幸平、八坂書房)

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