時短にも。水漬けパスタ(災害パスタ)を作ってみた件

2016年5月23日食べもの

水漬けパスタ(災害パスタともいわれる)なるものを知り、作ってみました。
「水漬け」だけあって、市販の乾麺を水につけるのがポイント。
そうすることで、パスタがやわらかくなる。水も通常より少なめでOK。そして、ゆで時間が1~2分ですむという節電(時短化)にもよろしいわけです。

災害時やお水や燃料が限られている時に役立ちますよね。そんなわけで「災害パスタ」の名前がついたそうです。

で、作ってみました。

使ったのは1.5mmの麺。
前の晩からお水につけ、翌朝、見ると麺の色が真っ白に変わっていました。
パスタというより、それはまるで棒ラーメンのよう。

パスタゆでimage_R

その棒ラーメンさながらの麺をフライパンに入れ(これ、料理人の方からおそわったテク。熱の伝導率がはやい)麺がひたひたになる程度の水を入れて茹でると・・・ウワサどおり、2分程度でゆであがり完了。

あら、こんなものでいいの?というシンプルさ。
ためしに麺を1本、食してみると、これまたウワサどおりのモッチリとした食感。

この水漬けパスタ、水に漬けることでほどよく水分を含み、生パスタのようにモチモチ、ムッチリ感がでるということで、実はプロも使っている技なのだそう。

さっそく食べてみたところ、通常のパスタにくらべて麺にコシが出て、いつもの乾燥パスタとは思えない。
若干、パスタ独特のにおいが薄らいだような気もするけど、手打ち麺風で、高級感さえ漂っている・・・と感じた次第。

さて、この世で一番苦行を強いられたパスタの話を。
それはトルコで旅した、かつてのオスマントルコの首都だった、古都ブルサでのこと。

旅の途中で知り合ったトルコ人の家庭で食事をごちそうになった時、おかずと一緒に出てきたのはゆであがったばかりのパスタ。
具ともなく、ソースや塩こしょうがかかっているわけでもない、シンプルなゆでただけのパスタ。

これはどうやって食べるものだろう?

なんと・・・日本人が白いご飯を食べるように、ゆでただけのパスタは主食でした\(◎o◎)/!

念のため、トルコでは世界で一番美味しいといわれるパン、そしてお米も主食です。
しかし、そのお宅では、パスタも主食として食べる習慣があるようでした。

さすがに、ゆでただけのパスタはほんの少量いただいただけでしたが、世界にはパスタがこういう食べ方というか主食のポジションになっているところもあるのね、と感慨深かったのでした。

話は水漬けパスタに戻しますが、簡単+時短+麺のクオリティもアップといいことずくめ。
一度試してははいかがでしょう。

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