「仕事は目に見える形になった愛である」カリール・ジブラン

2015年9月29日ライフスタイル

仕事は目に見える形になった愛である
Work is love made visible

これはレバノン出身の詩人・哲学者、カリール・ジブランの「On work」という作品の一節です。

ジブランのこの詩を読んでいて、ある人が教えてくれたことを思い出しました。
仕事とは「働くこと」。はたらくとは、傍(はた)を楽(らく)にしてあげることだと。

それは一緒に働く仲間にたいしてでもあるし、そのサービスを受け取ってくれる人にたいしても。
けれど、自分を犠牲にして重労働をかってでたり、自分に負担をかけてまで行うものではない。
あくまで、自分が楽しめて、傍にいる人に喜んでもらえること。

それが「はたらく」ことなのだと教えてくれたのです。

■視覚にアプローチして効率アップ

さて、目に見える形になった愛が仕事であるなら、それが発現しやすくなるよう、効率よく仕事を行いたいものです。(←すごい展開の仕方…^^;)

そこで、今日は視覚を利用した方法をご紹介します。

その方法とは仕事の最中は目に入ってくるものをできるだけ排除すること。
デスクやPCで仕事を行う時には視界をスッキリさせて、スタートさせるのです。

これは大掃除を行うものではありません。
あくまで、「余分なものを視界からなくす」感覚で。
どうしても机の上に置きたいものがあれば、その仕事に必要なものだけを最小限に絞るよう、習慣化を。

最初は今まであったはずの、いくつもの書類やお菓子やジュースがないことに違和感を感じるかもしれません。

けれど、慣れていくと視界がスッキリしていた方が気分がよくなりことに気が付きます。
なぜなら、モノが沢山見えていると気が散るから。

気が散ること。それは時間の浪費、モノゴトをルーズにさせることにもつながります。

「私は血液型がO型だから、おおざっぱで~」などと言い訳をするタイプは、例外もありますが、たいていデスクの上にモノが散らばっています。

モノが散らかっていることを血液型のせいにしているだけなんですが(^^ゞ

というわけで、仕事をサクサク進めたい時は、その仕事に必要なものだけに絞り込む作業を最初にやってみましょう。

あと、集中力を高めたい時は目の前に鏡を置くのも効果的であることが、研究でわかっています。

これは「人は誰かに見られていると作業効率が上がる」ことを鏡を使って応用としたもの。
自分の顔が見える位置に鏡をおくことで、集中力が高まるのです。

ぜひ試してみてください。

追伸
ジブランの詩の一節、

Work is love made visible

に続くのは And if you can’t work with love, but only with distaste, it is better that you should leave your work and sit at the gate of the temple and take alms of the people who work with joy で、「あなたが愛をもって働くことができないならば、仕事を捨てた方がよく、そしてお寺の門に座って喜びとともに働く人々から施しを受け取りなさい」と続きます。